『モディリアーニと画商ポール・ギヨーム』オランジュリー美術館 オランジュリー美術館ポール・ギヨームの肖像画、モディリアーニ X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2024.01.262024.06.04 オランジュリー美術館美術館で開催されていたモディリアーニ展に行ってきました。展示作品は、彼らが出会った1912年からの作品を中心に展示されています。 ポール・ギヨームの肖像画、モディリアーニ 目次 モディリアーニと画商ポール・ギヨームの出会い文学と詩とアフリカのマスク関連サイト/オランジュリー美術館(仏語)今月の美術展オランジュリー美術館の記事ブランクーシの記事オランジュリー美術館の情報 モディリアーニと画商ポール・ギヨームの出会い モディリアーニは1884年イタリアで生まれる。1906年にパリに来て1920年、35歳の時に亡くくなるまで活動した。20世紀はじめのパリには海外から沢山の芸術家が集まる。エコール・ド・パリといわれる時代だ。そして1909年、画家はルーマニア出身の彫刻家ブランクーシに出会い彫刻を始める。その後1914年からはまた絵画に戻る。そして人物像のみの制作するようになった。またこの年に詩人マックス・ジャコブの紹介で画商ギヨームと出会うことになる。 文学と詩とアフリカのマスク 女性の頭部、モディリアーニ モディリアーニとギヨームは二人とも文学、詩に興味を持ち共通の友人がいた。アポリネールとも交流があった。そして画家と画商はアフリカのお面にも大変な関心を寄せる。モディリアーニの人物像は、アフリカ美術の影響が見える。というのも面長の顔、とがった顎、アーモンドの目などアフリカマスクの特徴が反映されている。そして絵の中の瞳孔のない目も、お面の目の空洞『無』を表現しているようだ。 座るエルヴィール、モディリアーニ エコール・ド・パリの画家として知られる彼も、この街での出会いを通して作品が発展していったことが分かる。彼の作品を見れば、1910年代のパリでの芸術活動も見えてくる。画商の肖像画を複数作成したことからも、モディリアーニにとってギヨームが重要な人物だったこともわかる。 関連サイト/オランジュリー美術館(仏語) Exposition Amedeo Modigliani. Un peintre et son marchand | Musée de l’Orangerie (musee-orangerie.fr) 今月の美術展 プチパレの版画展 – パリの美術展めぐり (art-paris.net) オランジュリー美術館の記事 『ロバート・ライマン』オランジュリー美術館 – パリの美術展めぐり (art-paris.net) ブランクーシの記事 『ブランクーシ』ポンピドゥーセンター – パリの美術展めぐり (art-paris.net) オランジュリー美術館の情報 Musée de l’Orangerie 開館時間 月、水、木、金、土、日曜9時から18時、金曜日は21時まで開館、閉館日 火曜料金 大人日時指定予約(18歳以上)12.50€、18歳以下の子供1人と大人1人 10ユーロ、金曜18時から21時まで 10ユーロ、18歳未満無料(身分証明書提示必要)住所 Jardin des Tuileries, Place de la Concorde (côté Seine) 75001 Paris地下鉄 1、8、12番線 Concorde駅