『モディリアーニと画商ポール・ギヨーム』オランジュリー美術館

ポール・ギヨームの肖像画、モディリアーニ オランジュリー美術館
ポール・ギヨームの肖像画、モディリアーニ

オランジュリー美術館美術館で開催されていたモディリアーニ展に行ってきました。

展示作品は、彼らが出会った1912年からの作品を中心に展示されています。

モディリアーニは1884年イタリアで生まれる。1906年にパリに来て1920年、35歳の時に亡くくなるまで活動した。

20世紀はじめのパリには海外から沢山の芸術家が集まる。エコール・ド・パリといわれる時代だ。そして1909年、画家はルーマニア出身の彫刻家ブランクーシに出会い彫刻を始める。

その後1914年からはまた絵画に戻る。そして人物像のみの制作するようになった。またこの年に詩人マックス・ジャコブの紹介で画商ギヨームと出会うことになる

文学と詩とアフリカのマスク

女性の頭部、モディリアーニ
女性の頭部、モディリアーニ

モディリアーニとギヨームは二人とも文学、詩に興味を持ち共通の友人がいた。アポリネールとも交流があった。

そして画家と画商はアフリカのお面にも大変な関心を寄せる。モディリアーニの人物像は、アフリカ美術の影響が見える。というのも面長の顔、とがった顎、アーモンドの目などアフリカマスクの特徴が反映されている。そして絵の中の瞳孔のない目も、お面の目の空洞『無』を表現しているようだ。

座るエルヴィール、モディリアーニ
座るエルヴィール、モディリアーニ

エコール・ド・パリの画家として知られる彼も、この街での出会いを通して作品が発展していったことが分かる。彼の作品を見れば、1910年代のパリでの芸術活動も見えてくる。画商の肖像画を複数作成したことからも、モディリアーニにとってギヨームが重要な人物だったこともわかる。

関連サイト/オランジュリー美術館(仏語)

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オランジュリー美術館の情報

Musée de l’Orangerie 

開館時間 月、水、木、金、土、日曜9時から18時、金曜日は21時まで開館、閉館日 火曜

料金 大人日時指定予約(18歳以上)12.50€、18歳以下の子供1人と大人1人 10ユーロ、金曜18時から21時まで 10ユーロ、18歳未満無料(身分証明書提示必要)

住所 Jardin des Tuileries, Place de la Concorde (côté Seine) 75001 Paris

地下鉄 1、8、12番線 Concorde駅

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