エッフェル塔のストライキ

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パリエッフェル塔
パリ エッフェル塔
パリ エッフェル塔

今日はパリのエッフェル塔がストライキで閉鎖されていました。

エッフェル塔は第三セクターの会社で、パリ市が99%の株を所有しています。そのパリ市が2025年の使用量を大幅に値上げするということで労働組合が反発しました。その他にも建物の維持に必要な工事予算を過少に想定し、過大な収入を予測しているそうです。このような非現実的で達成不可能な市の財政計画が批判されました。

また労働組合は、塔のいくつかの部分で破損の兆候があるといいます。前回の部分的なペンキ塗り替えは、1億ユーロかかりました。そのため彼らは今後何十年かの間に必要な大規模な出費のために、特別基金を設立することを訴えています。現在の契約は2030年まで続きます。

去年の12月27日、ギュスターヴ・エッフェルの誕生日にもストライキがありました。今後どのように発展していくか注意が必要です。

 

パリ・オリンピックとストライキ

パリ エッフェル塔
パリエッフェル塔

去年の10月16日からから3か月続いたポンピドゥーセンターのストライキが終わったと思ったら、パリの象徴エッフェル塔のストライキが始まりました。

今年はオリンピックイヤーなので、通常なら観光収入の増収が期待されます。しかしこの機会を利用し、国鉄や文化施設の労働組合の要求が加速してきました。

国鉄もスキーシーズンで学校の冬休みの今、ストライキをしています。

パリ交通公社も労働条件の改善や賃上げを要求しており、交渉が出来なければ10月までストライキをすると主張します。

その中で朗報はオリンピック、パラリンピックの期間のホテルの宿泊代の値下がりです。パリのオリンピック委員会が団体予約をキャンセルし、空室が増えたからだそうです。その他、民泊のほうがお得なので、そちらにお客さんを取られたともいわれています。

何もかも普通通りにはいかないフランス。先が予測できなくて不便に感じる方もいると思います。それでもいつも何とかまとまってしまうのがすごいなと思います。

参考資料(仏語)

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