『タルシラ・ド・アマラル』リュクサンブール美術館 美術展マドゥレイラのカーニヴァル、1924年 2025.02.152025.04.08 この記事は約3分で読めます。 目次 ブラジル20世紀女性画家ブラジルモダンアート、1920代の代表作展示作品関連記事リュクサンブール美術館の記事リュクサンブール美術館の情報 ブラジル20世紀女性画家 リュクサンブール美術館で開催されていたタルシラ・ド・アマラル展に行ってきました。タルシラは、1886年にブラジルのカピヴァリに生まれた女流画家だ。実家はサンパウロの裕福なコーヒー生産者であった。そのため小さいころからフランス語を学んでいた。そんな彼女は1920年、34歳の時にパリで絵画を学ぶことを決意する。そして1922年にはサンパウロの近代芸術週間に参加する。このイベントはブラジル芸術の古典主義と決裂するものとなる。その後、タルシラはブラジルに戻り『5人組』のメンバーに加わり、ブラジルのアートのモデルニズムを進めていく。 ブラジルモダンアート、1920代の代表作 今ではブラジルモダンアートの代表的存在のタルシラだが、当時はそれほど成功を収めていなかった。彼女の作品は、1923年から29年のものが最も評価されている。この時期、画家はブラジルの近代化する風景をいくつか描いた。その後タルシラは共産党に加入し、リアリズムの作品を制作する。 タルシラは、1973年サンパウロで亡くなる。彼女は晩年になりまた空想の世界を描いた作品に戻っていった。 今回の展覧会は画家の最盛期の20年代から、共産主義の時代、そして晩年の作品までを見ることができる。 展示作品 自画像 I、1924年青の肖像画、1923年カイピラの少女、1923年ブレーズ・サンドラールのロードマップのためのイラスト、1924年ブレーズ・サンドラールのロードマップのためのイラスト、1924年電車のワゴンがある 景色、1924年市場、1924年ブラジルの中央鉄道駅、1924年くか、1924年パパイヤ、1925年モナカ、1927年お針子、1950年橋とパパイヤのある村、1953年港 I、1953年ローズとヴィオレットの花のパッサージュ、1963年踏切 III、1965年ポストカード、1929年マドゥレイラのカーニヴァル、1924年カルマリア III、1960年マクナイーマの洗礼、1956年 関連記事 Tarsila do Amaral – Wikipedia リュクサンブール美術館の記事 『MATCH-デザインとスポーツ』リュクサンブール美術館 – パリの美術展めぐり リュクサンブール美術館の情報 Musée du Luxembourg 開館時間 月曜から日曜10時30分から19時、月曜日は22時まで開館(チケット販売は45分前まで)、5月1日閉館 住所 19 Rue de Vaugirard 75006 Paris 電話 01 40 13 62 00 料金 大人14€(予約は+1,50€)、16歳から25歳まで2人で10€(月から金曜の16時から)、16歳未満無料、Place aux Jeunes!チケット(26歳未満、月曜から金曜無料、インターネット予約のみMusée du Luxembourg – Paris (museeduluxembourg.fr)) 地下鉄 4番線Saint Sulpice駅、10番線Mabillon、12番線Rennes、RER B線 Luxembourg バス 58、 84、89番 Musée du Luxembourg、63、70、86、96番Église Saint Sulpice 駐車場 Marché Saint-Germain (rue Lobineau入口)、Saint Sulpice